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水産庁による、水産加工関係団体の協力を得て実施した、青森県、岩手県、宮城県、福島県及び茨城県の水産加工業者における東日本大震災からの復興状況に関するアンケート調査の結果を取りまとめました結果が公表されましたので、ご案内致します。

<調査結果のポイント>

今回の調査結果においては、売上が8割以上回復していると回答した業者の割合は、前回(平成28年2月)とほぼ同様(47%)でした。

1)生産能力や売上の回復状況

生産能力(施設の復旧状況)が8割以上回復した業者は、5県全体で58%(青森県83%、岩手県69%、宮城県62%、福島県29%、茨城県67%)となっている一方で、売上が8割以上回復した業者は、5県全体で47%(青森県77%、岩手県61%、宮城県52%、福島県20%、茨城県50%)となっており、依然として生産能力の回復に比べ、売上の回復が遅れています。

2)規模別の売上の回復状況

規模(資本金)が小さいほど、売上の回復が遅れている傾向がみられます。

3)復興における問題点

直面している課題として、「販路の確保・風評被害」を挙げた水産加工業者が5県全体で31%と最も多く、続いて「人材の確保」(26%)、「原材料の確保」(25%)が挙げられています。
特に、「販路の確保・風評被害」に対して求められる施策としては、「新商品の開発」、「既存の販売チャネル以外における販売」、「展示会等への参加」等が挙げられています。

【参照】
水産加工業者における東日本大震災からの復興状況アンケート(第4回)の結果について

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